【猟師の食卓Vol.1】
鹿肉は独特のニオイ、くさみがあって、
しかも硬い!
カレーにでもしようか・・・。
と考えて、フツーに作るとご期待通りの
クサい、硬い、まずいと三拍子揃った、
美味しくないカレーの出来上がり!
やっぱ、シカ肉はマズいな・・・
これじゃーな・・・
私も罠猟師初心者時代はそうでした。
でも猟師歴数十年の先輩に【秘訣】を
教えてもらい作ったところ、あら不思議
とても美味しいカレーが出来たんです♪
では熟練猟師は鹿肉を使い、どうやって
美味しいカレーを作っているのでしょうか?
【秘訣】に忠実に従って調理したら、
すごく美味しいカレーになりました♪
今回は現役猟師の校長-猪之山が
臭くなくて、柔らかい鹿肉の
美味しいカレー作りのコツをお教えします。
圧力鍋を使うのがポイント!
猟師歴数十年の先輩に教えてもらった【秘訣】は
圧力鍋を活用する方法でした。
まずは冷凍された鹿肉を用意します。

それを常温で2-3時間置いて、半解凍にします。
目安は表面がプニプニ、中はカチコチ位でOK!

それを鹿肉を親指の先ぐらいの大きさに切ります。

全部カットするとこんな感じ

猟師なんでシカ肉は沢山あります♪
ドカッと入れちゃいましょう!
肉を全て圧力鍋に入れて、肉が十分浸る水を入れ、
落し蓋をして、圧力鍋の専用ふたを閉め、
強火で加熱します。

沸騰したら、中火で下ゆでとして5分加圧。
鍋内部の圧が下がったら、ふたを開けます。
圧が下がっていないと
超危険!要注意です。
ふたを開けたら、落し蓋を取り、中身を全て
ザルにザザーっとあけます。

その後、肉にアクが付いているので
水で軽く洗います。

この過程で、シカ肉のアクとくさみが取れ
ついでに肉も柔らかくなっています。
落し蓋には大量のアクが付きます。
アクが取れて鹿肉は美味しくなってます♪

あとは、フツーにカレーを作る手順で
カレーを作りましょう!
煮込むときに再度圧力鍋を使うと
カレーの煮込み時間が短く、
鹿肉がさらに柔らかくなります。

我が家で鹿カレーを何度も作りましたが
この方法だと、肉が硬い、臭いい、マズい
なんてことは一度もありません♪

ちなみに、猟師は肉をふんだんに使えるので
ついでに鹿カツを作ってカレーにのせると
とってもリッチなカレーになります。
我が家でよく友人を招いて食事会をしますが
みんなウハウハ言って食べてます。
女性でもお代わりする人も多数♪
尚、圧力鍋で調理するとシカやイノシシの肉を
美味しく、柔らかくして、臭みを取ります。
また、調理時間を短縮し、電気やガス代を
節約するので、まだ持っていない方は、
この機会に購入しましょう。
奥さんにも喜ばれますよ~♪
最後に、鹿肉カレーを評価してみます。
鹿肉カレーの評価
私なりの鹿肉カレーの5段階評価等は
下記の通り (4人前)
項 目 | 評価など |
---|---|
総合評価 | |
おいしさ | |
難易度 | |
調理時間 | 40分 |
肉の使用量 | 400~500g |
オススメ部位 | スネ肉 |
本日の授業は以上です。
最後に本日の授業内容をまとめます
本日のまとめ
鹿肉カレー|硬くなくて柔らかい!臭みのない作り方【現役猟師直伝】
鹿肉でカレーを作るポイントは
●圧力鍋を使って水から下茹でをする
●沸騰する迄は強火、沸騰後中火で5分
●その際、必ず落し蓋をする
●ザルで下茹でのお湯を切る
●ザルの肉を水で軽く洗う
あとは、カレーを普通に作るが
再度圧力鍋でカレーを作ると
もっと柔らかく、短時間でカレーが出来る。
圧力鍋を使うと短時間で
柔らかく、くさみなく、
美味しい鹿肉カレーが出来る。
ついでに鹿カツものせると
もっと美味しい鹿肉カレーになる♪
シカやイノシシを沢山獲る猟師は
その肉をどうやって食べてるの?
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