くくり罠の捕獲率アップの秘訣【その17】
よーし、シカやイノシシを獲るぞ~!
狩猟免許も登録証も取った!
くくり罠もゲット!
で、山に来たのはいいけど、
くくり罠ってどうやって設置すんの?
初心者がぶち当たるのが、【この壁】
事実くくり罠ってなかなか掛かりません。
私の初心者時代、50日間山に通って鹿一頭。
そこで、くくり罠の埋設の方法やコツ、秘訣を
40枚以上の写真や動画を使い、詳細に紹介!
コレをしっかり読んで、実践したら
あなたの罠埋設テクは、初日から
罠猟歴9年レベルに一気にワープ!
シカやイノシシがきっと獲れますッ!!
尚、説明で使う罠は、
下の写真のようなバネ式のくくり罠を
使う場合を例としています。

くくり罠設置の具体的手順
これからくくり罠の設置手順を
詳細に、わかりやすく、こと細かに説明します。
くくり罠の設置方法となぜそうするのか、
詳しい理由も説明します。(下記のイエロー部分)
Youtube等でも設置方法はありますが
なぜそうするかを詳しく説明されていないものも
あります。
ここでは疑問が残らないように詳しく、丁寧に
かみ砕いて説明していきます。
下準備1-ラジオを付け、眼鏡をかけ、手袋をする
くくり罠は基本、山で設置します。
山にはツキノワグマやヒグマがいます。
クマさんと遭遇を避けるため
ラジオを付けましょう!
いや~、クマよけ鈴付けてるから、
ラジオなんていらないよ~って思いました?
ダメですよ~。
鈴はカバンを置いたり、止まってると鳴なりません。
だからいつも音が鳴るラジオがいいんです!
また、罠を設置する際に土や砂などの異物や
罠の誤爆でワイヤーなどが目に当たる可能性があります。
大切な眼を守るために
必ず眼鏡をしましょう!
眼鏡は日ごろ掛けない方は、
度の入っていない、100均の伊達メガネで十分です。
まずは安全に配慮することが大切です。
そして、獲物を獲るにはニオイ対策は必須!
必ず手袋をしましょう!
こんな風に、手のひらにゴムが付いたのがオススメ!

ちなみに私は100均で同じものを3つ買い
それを回転させて使ってます。
素手でやると、あなたのニオイが土やくくり罠に
移ってしまいます。
こうなると鼻の良いイノシシやタヌキに罠がカンタンに
察知され、罠が掘り返される要因となります。
手袋を忘れると捕獲率がグッと下がります。
捕獲率を上げたかったら、手袋を必ずしましょう!
また手袋をしたら、手の怪我や手の汚れ、
爪の間に土が入るのを防止できますよ。

下準備2-ピクニックシートを敷く

ココだという場所を決めたら
そのすぐそばにピクニックシートを敷き
荷物や道具、罠などすべてその上に置きます。

くくり罠設置作業もすべてこのピクニックシート上で
行います。
ちなみに、片面に【表】とか【ウラ】って書いとくと
汚れた面に膝が汚れませんよ。
尚、罠の埋設に必要な道具については
こちらの記事にまとめています。
気になる方はどうぞ!

くくり罠のバネを縮めて準備する
次に、くくり罠本体とバネ部分を用意します。
バネの先のワイヤー部分を広げて
くくり罠にセットします。

ワイヤーの端っこを押しても揺れない木に
巻き結びで結びつけます。

その際、必ず平らな場所でしましょう。
急斜面などですると転倒する場合があります。
パイプを持って引っ張って、バネを縮めます。

バネをしっかり縮めたら、パイプ下部のワイヤー止めを
しっかり締めます。

これで罠は稼働する状態です。
罠は正常に稼働するか、一度実際に稼働させて
確認するようにしましょう!

くくり罠の作動確認は重要事項です。
必ず実行して、確認しよう!

正常に作動しない理由は沢山あります。
必ず一回は作動させて、正常か否かを確認しよう!
よくある問題は下記の通り
●ワイヤーが縮こまらず、輪が大きすぎ
≫ ワイヤーの変形で引っかかる
≫ バネの劣化で伸長力が低下してる
≫ 締め付け防止金具位置が長すぎ
≫ くくり金具の変形で滑らない
≫ 設計ミスでバネの伸長が足りない
●そもそも作動しない
≫ くくり罠の加重設定が重すぎ
≫ ワイヤー止めの締めが足りず、緩すぎる
これらの問題があると、
せっかく上手に埋設して、獲物が罠を踏んでも
空ハジキとなり、獲物は逃げてしまいます。
くどいかもしれませんが
必ず埋設前に一度は作動確認をしましょう!
とても重要な作業工程です。
凄腕猟師と言われる人達は面倒くさくても
決して確認を怠らず、千載一遇のチャンスを逃しません。
だから彼らは確実に、沢山獲れるのです。
空ハジキについては
こちらに別記事をまとめました。
気になる方はどうぞ!

罠の動作確認はなぜ必要なのか?
私の5つの失敗談を公開し
動作確認の大切さを説明します!

設置する場所の枯葉や枝を除去する
最初にココと定めた場所の枯葉や枝を円状に
直径30センチ程度でいいのできれいに端に寄せて
除去します。
左は除去前、右は除去後

穴を掘って、表土を大事にとっておく
ここから穴を掘っていきますが、
穴の大きさは罠よりも数センチ大きい程度でOKです。
そしてここでとっても大事なのが、
地面の表面から2センチ程度の表土は絶対捨てない!
必ず取っておきましょう!

厚手のビニール袋等に入れて、大事に取っておきます。
この表土を取っておくのが、わな埋設時の秘訣です。
穴をもっと掘り、土は折り畳みバケツに
表土を取り終えたら、
罠の高さプラス2センチ程度深く掘ります。
例えば、罠の高さが4センチなら、プラス2センチで
深さ6センチの穴を掘ります。

掘った穴の土は折り畳みバケツに入れておきます。
この土もあとで少し使います。

罠本体を置く部分を平らに整地する
穴が掘れたら、底部分をきれいに整地します。
この際、必ず凸凹しないように平らにします。

穴の底に凹凸があるのはダメです。
大きな石や太い根っこがあったら除去して、
必ず平らにしましょう。
縦引きの穴をあける ← 推奨事項1
オーソドックスなバネ式くくり罠の設置には
●縦引き (土中に縦に埋める為、上部に射出される)
●横引き (地面と平行に埋める為、横向きに射出される)
があります。
捕獲率は上部に射出される縦引きの方がいいです。
パイプ部分の穴を開ける際に、大きな石や太い根など
障害物がなく、十分な深さの穴を開けられるなら
基本、捕獲率の高い縦引きの穴を掘ります。

どうしても大きな石や太い根が邪魔で
穴が開けられない場合は横引きで設置します。
杭とハンマー(またはこぶし大の石)で。
私の猟場は石が結構、あちこちにあるので
荷物を減らす意味で石をよく使います。

罠のすぐそば、1~2センチ横に穴をあけます。

穴の深さは垂直に埋めた時にワイヤーやパイプが
決して露出しないように、地面から2センチ以下
になるようにします。
罠本体とパイプ部分を設置し、小枝を4本刺す
穴が2つ掘れたので、
実際に罠本体とパイプ部分を設置します。
その際に、
最初にパイプ部分を縦に挿入し、
次に罠本体を置きます。

それが終わったら、
近くにある割りばし程度の小枝を4本探します。

4本の小枝は、罠本体の外周の4等分した
位置に刺します。

この4本の小枝、後で役に立つんですよ~♪
罠本体部を土で埋める【第一次埋め立て過程】
罠本体部分の埋設方法です。
罠を穴に置いたら、折り畳みバケツの中から
出来るだけサラサラの砂や土を使って、罠本体の
ワイヤー外側に入れて、罠が見えないようにします。

この部分の土は、必ずサラサラの砂や土を使います。
罠作動時、跳ね上げやすい様にするためです。
ここには粘土質や石を使っては絶対ダメです。
罠中心部にも砂や土を入れていきますが
その際、土を固めようと押さないように!
罠が作動してしまいます。
また、作動すると、ワイヤーが跳ねあがり
顔に当たる可能性があり、とても危険です。
真ん中は決して押さないように!

罠を土で埋めていく際、
土の深さは罠の最上部と同じ高さ迄、
地面から2センチ以下にします。
バネ筒部分を土で埋める【第二次埋め立て過程】
次にバネ筒部分の埋設方法です。
あと、バネ筒の中に石や砂が詰まって
作動不良にならない様、筒上部に葉っぱを
数枚置いて、砂や石の流入を防ぎます。

それから上に土を乗せて、上方に発射しやすくします。
この際、土の高さは地面から2センチ下迄にしましょう。
表土で罠を埋めます【最終埋め立て過程】
上記の第一次、第二次埋め立て過程で
罠本体の高さ、地面から2センチ下まで土を入れました。
今度はその土の上に、取っておいた表土を2センチ程入れて、
周りの地面とツライチ(同じ高さ)にします。

上の写真でもわかるように、
表土は周りの土と同じ色、ニオイも同じなので、
獲物に察知されにくいです。
表土はとても重要です。
魔法のふりかけをパラパラと
ここまでで、地面と同じ高さと色になっています。
ただ、周りの地面と比べると罠の上に葉っぱや枝が
何もない状態です。
このままだと賢い獲物にはまだまだバレバレで
警戒されてしまいます。
そこで、より巧妙にカモフラージュをします。
まず周りで乾燥したパリパリの葉っぱを探します。
そしてそのはっぱを手のひらで粉々に砕きます。

それを罠の上にふりかけましょう!
罠の位置は地面から枝が4本突き出ているので
その下がわなの正確な位置です。

罠の上に【魔法のふりかけ】を施すと
こんな感じになります。
もう、罠がどこにあるかわかりません。
この砕いた枯葉を、くくりカレッジでは
【魔法のふりかけ】と呼んでいます。
魔法のふりかけで周りの地面と分からないように
上手にカモフラージュしましょう。
でも、なぜ葉っぱをそのまま置いたらダメなのか?
それは罠が作動したときにそれら葉っぱを巻き込み
ワイヤーと獲物の足の間の潤滑油的な役割となり
逃げられる可能性が高まるからです。
こんな風に ↓ ↓ ↓

大量の葉っぱを巻き込んでくくってますよね。
罠の上に砕いていない葉っぱでカモフラージュすると
こうなっちゃうんです。
くくり罠でくくるのは何も獲物の足の上の方ばかり
とは限りません。
爪先にかかる場合もあります。
そんな時、多くの葉っぱを一緒に巻き込んでくくったら
葉っぱが潤滑油のような役割を果たし、ワイヤーが滑って
獲物の足から外れてしまいます。
コレを回避するため、【魔法のふりかけ】を作ります。
【魔法のふりかけ】なら、既に葉っぱを砕いているので
葉っぱは巻き込まれず、ワイヤーが直接獲物の足を
ガッチリくくってくれます。
ワイヤーを埋設する
罠本体の埋設はコレでOK
次はワイヤー部分の埋設。
罠から根付の木の方向に
5センチ以上の深さの溝を出来るだけ狭く
掘って行く。

溝が掘れたら、ワイヤーを埋めていきます。
その際、ワイヤーが浮き上がってくるようなら
周りに落ちている小枝を使ってワイヤーを
押さえるようにして、溝の側壁に刺していく。

もしくは多めの土で押さえて、その上にこぶし大以上の
石を置くと言う手もあります。
こうすることでワイヤーの浮き上がりを押さえ
ワイヤーの露出を回避出来ます。
根付の木にワイヤーをくくり付ける
罠とワイヤーの埋設は完了。
次は根付け作業です。
この根付け作業を忘れると
せっかく掛かった獲物が100%逃走します。
しっかり行いましょう!
根付けに最適なのは下記3つ。
1.最低でも手首以上の太さの生きている木。
≫ 青葉が付いているなら生きている証拠
≫ 大物が生息するエリアなら足首以上の太さの木
2.太い倒木
≫ たとえ死んでいても、太い倒木(直径20cm以上)
なら引きずって逃走は出来ない。倒木も利用しよう!
3.大木の根っこ。
≫ 斜面の大木は根が露出していることがある。
少し掘ると、太い根っこを利用できる場合もある。
木にくくる場合は巻き結び(クローブヒッチ)をする。

巻き結びは慣れればカンタンで、
とても信頼のおける結び方です。
巻き結びの方法は下記の動画を参考にして下さい。
巻き結びなら、獲物が動いてもクルクル回りません。
獲物が動いてワイヤーが木に巻きついたら
可動範囲が狭まり、止め刺しが容易になります。
巻き結びで根付の木に結んだら、
最後はシャックルでワイヤーに固定します。
シャックルのピンはペンチでガッチリ固定するより
園芸用のワイヤーでシャックル本体に巻き付けると
工具不要で外れませんよ。

要はピンが回転して外れなければいいのです。
だからピンを手で回して軽く締めたら
後はネジが回転しないように園芸用針金をシャックルに
巻き付け、何度も針金をねじったら、OK!
詳しくはこのページを読んでください。

根付作業は獲物を逃がさない為の
重要な作業です。
忘れずにキッチリ行いましょう!
尚、根付けの木の前に手首より細い木が
生えていたら、それに止め結びで固定し、
それから根付けの木にワイヤーを巻きつけるといいです。
止め結びは誰でも知ってる一番簡単な結びです。
一応参考までに動画を下記にのせときます。
こうやって、根付の木の前に、細い木に
止め結びをしておくと、獲物が掛かった時、
細い木のたわみが天然のクッションとなります。
これで獲物の足への負担が減り、足の皮が擦り剝けたり、
開放骨折を回避して彼らの苦痛を軽減出来ます。
根付けのワイヤーを隠ぺいする
今の段階は根付の木などにワイヤーが巻かれて
露出している状態です。
次にこのワイヤーを隠す必要があります。
ワイヤーの隠蔽に使うのは
●枯葉や杉の葉
●枝や木の棒
●樹皮
●苔
●土
●石
●雪
等、罠の周りにあるもので
使えそうなもので、不自然でなければ
なんでも使います。
良く使うのは葉っぱや杉の葉。
木の棒や枝、樹皮なんかも時々使います。

雪が沢山積もっている場合は雪でもOK
大事なのは、絶対どの角度から見ても
見えないようにすること。
特に獣道の上を歩いてみて
ワイヤーが絶対見えないように
完全に隠します。
出来るだけ平らだといいです。
その為に、根付の木の周りの葉っぱや枝等を
全て除去してから、ワイヤーを設置します。
その後、元あった葉っぱや枝、その他周りの
ものを加えて完璧に隠します。
根付けの木にくくり罠の標識を付ける
標識を付けることは法令で決まっています。
必ずつけましょう!

障害物で獲物の足を罠の上に誘導する
罠も設置し、根付も完了!
あとは、獲物に罠をどうやって踏ませるか?
その答えは
木の棒や石の障害物を効果的に配置し
罠の上に足を誘導します。

配置方法は三つ
●梯子式
●八の字式
この障害物の配置の際に
罠の周りに刺した小枝が大切になります。
小枝が罠の正確な位置を教えてくれるので
罠の上には石や棒が掛からないように
慎重に配置します。
尚、障害物配置方法はこちらで詳細に紹介しています。
この配置方法が捕獲率を上げるキモになります。
よく読んで、方法をマスターしてください。

誘引餌を使っておびき寄せ、獲る!
押しの一手は誘引餌。
エサを使っておびき寄せれば勝負が早い。
近くに獲物がいれば、大抵2~3日以内に
エサを食べに来ます。
下の写真では矢印部分に餌を置いてます。

あとは、効果的に餌を配置すれば
石と木の棒で足の置き場も制限され
あなたの設置した罠の上に足を置きます。

上述の餌の配置は上から2番目の餌は大量。
この餌の2-3m手前に、一握りの餌を2つ。
大量の餌を食べたいけど、とりあえず
手前の一握り餌を二つ味見しているうちに
左右に体を動かすとき罠を踏む、
そういう想定をしてこの餌の配置にしてます。
ちなみにこの誘引餌の配置で
見事イノシシが獲れました♪
このように、
誘引餌の配置方法の習得は重要で、
習得すれば勝負が早いですッ!
私は平らな石を見つけて
その上に餌を置くのが好きなので
いつもそうしてます。
誘引餌の配置方法については
別の記事で詳細に書いています。
良く学んで、自分のものにしましょう!

エサについてはコチラに詳しく書いています。

罠の周りの目印の小枝を抜く
木の棒や石の障害物やエサを配置する時
とても役立った罠周りの小枝。
この小枝が無いと罠の正確な位置が判らず
障害物の配置にてこずるんですよね~。
でもここまで来たら、もう大丈夫。
ココで役目を終えます。
木の棒や石を配置後、小枝は必ず抜きます。

枯れた小枝が地面に刺さっているのは自然界で
とても不自然な事で、獲物に警戒されます。
必ず忘れず抜きましょう!
最後の〆はケモノ道を掃き清める
設置完了!
障害物置いて、エサも撒いた!
枝も抜いた!
あとは最後の〆だけ!
それは、
獣道の掃き清め!
獲物であるシカやイノシシが頻繁に通ってる
ケモノ道は何回も通ることで、木の枝や葉っぱが
蹴散らされキレイに何も落ちてない事が多いです。
掃き清めることで、シカやイノシシに
あなたがいつも通ってるケモノ道は
ここですよ~! とアピールします。
今日もココを安心してお通り下さいませ~
と念を送りながら、木の棒などを使って
掃き清めましょう!
手でやるとニオイが移るので・・・。
掃き清めるのは、罠の前後2m~3mほど
キレイにしといたらいいです。
道はキレイで、美味しいエサもあってウキウキ!
ちょっと油断して障害物を跨いだら、罠の上に
足を置いてしまい、ガシャンで御用!
と言うストーリーですね♪
水をかけてニオイを消そう! ← 推奨事項2
ニオイを消すことは捕獲率アップに
とても有効です。
もし、近くに渓流や池、水たまりなどが
あるなら、折り畳みバケツで水を汲み
罠とその周辺に水を掛けましょう!
釣具屋さんで売ってる折り畳みバケツは
軽くてかさばらず、ビニールより丈夫で
とても重宝します。 ↓ ↓ ↓

水を掛けると、水で地下に押し流され
土も目が詰まってあなたや罠本体のニオイの
揮発が抑えられ、捕獲率がググっとアップします。
最後のお片付けも忘れずに!
ここまで出来たら上出来です。
但し、最後のお片付けもしっかりと!
気に掛けといたラジオ忘れた・・・。
スコップ置きっぱなしだった・・・。
バネの筒部分を掘る杭を置きっぱなし・・・。
などなど、あなたのニオイが付いたもの、
全ての道具や持ち物は忘れず持ち帰りましょう!

もちろん、くくり罠周辺で唾を吐いたり、
オシッコしたり、タバコやガムも
全部NGです。
ニオイをトコトン消しましょう!
ココまで出来る猟師が
獲物をゲット出来ます。
特にイノシシは相当慎重に対応しないと
まず掛かりません。
参考までにスゴイ動画を紹介します。
(Nozomi’s狩チャンネルのyoutube動画より)
イノシシの嗅覚、
恐ろしいです!
まだ小さいイノシシ達ですが、
ニンゲンのニオイを察知して、
速攻で逃げて行きます。
イノシシの嗅覚はニンゲンの8000倍
舐めたら獲れません!
心して罠を設置しましょう!
本日の授業は以上です。
今日の授業は超ロングバージョンでした。
最後に今日の授業内容をまとめます。
本日のまとめ
くくりわな埋設方法と設置のコツ!現役猟師23の手順【初心者必見】
くくり罠設置の具体的手順
①下準備1-ラジオを付け、眼鏡をかけ、手袋をする
②下準備2-ピクニックシートを敷く
③くくり罠のバネを縮めて準備する
④設置する場所の枯葉や枝を除去する
⑤穴を掘って、表土を大事にとっておく
⑥穴をもっと掘り、土は折り畳みバケツに
⑦罠本体を置く部分を平らに整地する
⑧縦引きの穴をあける ← 推奨事項1
⑨罠本体とパイプ部分を設置し、小枝を4本刺す
⑩罠本体部を土で埋める【第一次埋め立て過程】
⑪バネ筒部分を土で埋める【第二次埋め立て過程】
⑫表土で罠を埋めます【最終埋め立て過程】
⑬魔法のふりかけをパラパラと
⑭根付の木にワイヤーをくくり付ける
⑮ワイヤーを埋設する
⑯根付けのワイヤーを隠ぺいする
⑰根付けの木にくくり罠の標識を付ける
⑱障害物で獲物の足を罠の上に誘導する
⑲誘引餌を使っておびき寄せ、獲る!
⑳罠の周りの目印の小枝を抜く
㉑最後の〆はケモノ道を掃き清める
㉒水をかけてニオイを消そう! ← 推奨事項2
㉓最後のお片付けも忘れずに!
一つ一つは全て細かい事に思えるかも!
でもこの細かな事を忠実に実践したら
わな歴9年レベルに一気にワープ可能!
きっと獲物が獲れますよ♪
この手順を印刷し、山に持参しよう!
(上の①~㉓を指定範囲して上のなったら右クリックして、【印刷】を押したら印字出来ますよ!)
きっと数日後、イイコトありますよ♪
最後までお読みくださりありがとうございます。
ちなみに、このイノシシは、
今日の解説と同じ罠位置で
掛かったイノシシです♪ ↓

狩猟のリアルな現実 を紹介する、
【狩猟環境・情報コース】
狩りをしていて遭遇したハプニングや困った事、
貴重な体験と気付き等を全てお話しします。

【くくり罠猟の知識・効率専攻科】には
くくり罠の狩猟に役立つ豆知識が沢山あります。
狩猟がもっと効率良く、快適で、安全になります。
気になる記事は下記一覧表からさがして学びましょう!

捕獲率を上げる秘訣は沢山あります。
くくりカレッジではそんな秘訣をここに全てまとめました。
●捕獲研究科・秘訣コース
捕獲率を上げる秘訣を学んでシカやイノシシをゲットしよう!

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