くくり罠猟の捕獲率アップの秘訣【その1】
初心者がくくり罠を始めようと
狩猟免許試験に挑み無事合格!
さあ、罠を用意しなくっちゃ!
早速、ネットで検索すると、
出るわ、出るわ!
ありとあらゆるスタイルの
【くくり罠】が出てきます。
一体どのくくり罠がいいの???
そんなお悩み、
くくり罠初心者はありますよね~。
私もそうでした。
当初、猟友会に入会
≫ くくり罠猟師ゼロ・・・。
くくり罠猟をしている知り合い
≫ ゼロ・・・。
まさに八方ふさがり・・・。
仕方ないので手探りで
くくり罠を調べていきました。
くくり罠と言っても
実はイロイロ種類があります。
私が10年間の猟師生活で
実際に使ったくくり罠は6種類。
イロイロ試して行きついたのは、
オススメの罠は2種類。
これらのくくり罠を使えば、
初心者の方でも私と同等か
それ以上の獲物をゲット出来る
ようになりますよ!
1番のオススメは「オリモ式」
金属製で耐久性は抜群!
パーツはこのお弁当箱みたいなやつひとつだけ。
これにワイヤーをセットしたら
準備OKと簡単!
シンプル構造で、捕獲率も高い
超オススメのくくり罠です。
ただし、あなたが狩猟をする地域で
直径12センチ迄の規制がある場合、
残念ですが使用不可。

そんな時、
2番目にオススメの罠は
Red Hat社の「神の板」
シンプル構造で、軽い、しかも安価♪
もちろん捕獲率もグッド♪
コチラの【神の板】12センチの
サイズを購入すれば、日本全国
どこでもくくり罠猟が出来る
オススメの罠です。

狩猟をするエリアの規制状況で、
この二つの罠のどちらかを選んでください。
どちらも初心者にオススメのくくり罠です。
詳しい理由を下記にまとめましたので
参考にして下さい。
①オリモ式の弁当箱タイプ

この罠はあなたが狩猟をする地域で
使用可能ならば、一番オススメの
くくり罠が、弁当箱タイプの
オリモ式です。
年間300頭以上獲る
伝説のくくり罠猟師、
片桐邦雄さんも弁当箱タイプを
ナント自作して使っています。
彼の作った罠のスゴさは
この動画で垣間見れます。
●メリット
・罠が一体型でパーツ紛失の心配なし!
・罠の体積が比較的小さい
(大きいサイズもある)
・深さ4センチ程度掘れば設置可能
・金属なので強度が高く、
壊れにくく破損がほぼない
(6年ほど使用し、8個中、1個で
少しアームが曲がっただけ。まだ使用可)
・罠を作動させないようにも出来る。
(両サイドの穴に釘や針金やヘアピン等を挿入でOK!)
●デメリット
・お値段が少々お高め・・・。
・金属なので、プラスチックの
くくり罠より少し重い・・・。
・内径12センチを超過する部分があり、
一部地域では使用NG・・・。
このオリモ式の罠については、
私が日頃、良く見ている、
「Nozomi’s狩チャンネル」で、
美人で頭脳明晰な凄腕猟師の
のぞみ先生が詳しく紹介しているので
こちらをご覧ください。
●この罠を使った感想
・設置は深く掘らなくていいので
穴掘りがカンタン!
・設置にかかる時間も短縮♪
・誤作動もなく、捕獲率がアップ♪
・一体式なのでパーツの紛失の心配無用!
・安定的に捕獲出来て自信につながった!
何度も言いますが、
罠を設置するエリアで
都道府県の規制に引っかからないなら
この罠は超オススメです。
私の住む地域ではどこを計っても
直径12センチの円を超えてはならない
旨の規制があり、
オリモ式は残念ながら
四隅が少しはみ出る為、
この規制に引っかかります・・・(泣)
この罠の使用に関しては
罠設置エリアを管轄する都道府県の
狩猟担当部署に必ずご確認ください。
確認して、
「使っていいよ」
「問題ないよ」
と言う場合は、オススメの罠です。
罠の規制は都道府県で
大きく異なります。
私の住む地域の様に12cm
厳守のエリアもあれば、
熊も住んでなくて、
直径22センチまでOK!!
なんて地域もあります。
②Red Hat社の「神の板」

私の住む地域では2023年より、
オリモ式罠が直径12センチを超過する
部分があるとの理由で使用禁止猟具に
該当するようになりました。
四隅を工夫して加工して
使っているものの、加工が面倒・・・。
そこで探しまくって見つけたのが「神の板」
この罠、2年ほど使っていますが、
使いやすくて、とてもいいです。
オススメの罠です。
メリット、デメリットをまとめました。
●メリット
・直径12センチの罠なので
日本全国で使えて完全合法
・構造がカンタンで、誤作動少ない
・価格が安い
・プラスチック製で軽い
・安いので大量購入し、
大量設置で捕獲率アップ
・プラスチックだが割と丈夫!
(3年使用し、破損は1個だけ)
・大きなサイズもある
●デメリット
・稀にだが、破損する場合がある。
・2ピースで、下の丸いパーツが
飛ばされて紛失しやすい。
(但し、見つけやすいよう、
目印やカラーリングすればOK!)
この罠を使っている凄腕猟師さんもいます。
使い方の説明動画はこちら
●この罠を使った感想
・構造はカンタン!
・ワイヤー装着のための溝があり
セットしやすい
・プラスチックなので金属臭がせず、
察知されにくいし、
金属製のオリモ式より軽い
・穴堀りも深くなくてよい
・比較的安価なので、
沢山設置できる
・結果として捕獲率がアップ!
・2ピースなので、
台座の紛失には工夫が必要
神の板はサイズもイロイロでリーズナブル♪

神の板
は良く獲れる罠です。
私も10個ほど持っていて
使いやすく、愛用しています。
そして、
サイズが豊富なのが嬉しいですね。
お住いの地域の狩猟を管轄する
部署に問い合わせて、
どのサイズまでOKか調べましょう。
基本的に熊が生息していない地域は
大きいサイズでもOKな場合が
多いです。
神の板のサイズは
12,18,20,22センチ
までイロイロあります。
罠は大きければ大きいほど
足を置く面積が大きくなり、
捕獲率がググっとアップします♪
しかも神の板は嬉しいことに
とってもリーズナブルなんですよね~
神の板12センチ 10個
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神の板18センチ 10個
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神の板20センチ 10個
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神の板22センチ
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私の住む地域は残念ながら
12センチまで。
皆さんの住む地域は
大きいのがOKかも!♪
必ず役場に確認してから
お住いの地域で合法な罠を
購入するようにしましょう!
参考までに、
●私が使わなくなった罠・・・
ここからは、その他の罠を紹介します。
全て私が実際に使っていたものです。
数年使いましたが、
上述の2機種には及ばす、
様々な理由から使わなくなりました。
捕獲は可能でしたが、
細かな調整やテクニック、
コツが必要。
このことから下記の罠は
初心者にはオススメできません。
あくまで知識として
知っておいてください。
③太いパイプを利用するタイプ
この罠は多くの猟師が採用している
ポピュラーなくくり罠。
特に昔からやっている方は
この方式が多いです。
●メリット
・完全に自作することが可能
・慣れると罠設置が少し楽しくなる。
●デメリット
・深めの穴を掘るのが大変!
・太い根があると使えない・・・。
・パイプがゴツくて、
荷物の体積が大きい・・・
・設置に時間がかかる・・・。
・設置はコツが必要で最初は難しい。
・空ハジキ*が多い。
(*空ハジキとは作動はしたが獲物が掛からない事)
コレは太いパイプの周りに
ワイヤーを設置して、獲物がパイプの中に
足を踏み入れると作動して、
足をくくるタイプです。
オススメの2機種が世に出る前は
コチラが主流で、古くからくくり罠猟を
やっている高齢の猟師さん達はこのタイプ
を今でも採用していると思います。
「亀吉の罠日誌」
に詳しい動画ありましたのでどうぞ!
くくり罠猟の世界ではテレビや映画にも出演し、本も出版して、日本で一番有名なくくり罠猟師、
千松さんはこれに近い方法で、パイプさえ使わない方法で獲物を獲っています
この罠はOSPさん始め、多くのお店で売られています。
https://www.osptrap.co.jp/product/type-y.html
●この罠を使った感想
・罠設置時にパイプが太くて
大きいので荷物の体積が大きくなる
・特にシーズン最初に沢山埋設
する時は、荷物が相当大きくなる
・深い穴を掘る必要がある
・深い穴
≫土、石、根の処理が大変・・・
・太い根をカットすると
ニオイでバレるリスク増大・・・
・いいポイントでも地中に
太い根があると設置不可 (泣)
2年目から4年目位まで
この罠で獲物はナントカ獲れる
ようになったが罠設置の労力を
ナントカ省力化出来ないか、
探しまくって辿り着いたのが、
浅い穴でいい「オリモ式」だった。
その後に見付けたのが「神の板」。
この2機種を使うと、
埋設もカンタンで、穴も浅くてOK!
しかも空ハジキが少なく、
良く獲れるので
他の罠には戻れない。
④樹上にバネ設置、ワイヤー引っ張り上げタイプ
この罠はちょっとマニアックだけど
ユニークな罠です。
ケモノ道近くの木に
バネ伸ばして吊るし、
ワイヤーの輪の中に仕掛けた紐を
獲物が踏むと伸ばしたバネを止めている
【チンチロ】と呼ばれる留め具が外れ
獲物の足をくくります。
メリット
・ほとんど埋設はしなくていい
・罠の仕組みがマニアックで
設置が楽しかった♪
デメリット
・樹上のバネが見えており、
罠がバレやすい・・・。
・設置方法が繊細で設置に
神経を使う・・・。
・近くにしっかりした木が必要・・・。
・設置は楽しいが、獲物がかからない・・・。
設置方法
固定部分として地上に
長さ20センチほどの木杭を打ち込み、
針金で杭の先端にリングを付ける(A)
樹上にバネを設置し、
バネに黒いビニールでコーティング
されたワイヤーを結び付け、
先端近くに結んで輪っかを作り、
先端にリングを付けておく(B)。
このAの固定部分をBの輪っかで
「チンチロ」と呼ばれるパーツを
利用して、AとBを連結させる。
くくり罠のワイヤーを先端1m程の所で
別の杭を打ってそれに針金でワイヤ―を固定
杭からくくり部分の間のワイヤーを
Bのリングに通して置く
円状に広げたワイヤーの輪の中に
「チンチロ」と結んだ針金を
伸ばして木の枝等で張っておき、
土や枯葉で覆いカモフラージュする。
動物が輪の中を踏むと
針金が引っ張られて「チンチロ」が外れ、
バネの伸縮作用でBのリングがひっぱられ、
中のワイヤーもひっぱりあげられて
獲物の足をくくるという方式。
言葉で説明するとむつかしいので、
動画も紹介します。
こちらでその動作状況をご覧いただけます。
「日本一安い罠」さんで
「夢の罠」として販売されています。
この方法をやっている猟師さんは少ないのと、販売しているお店もごくわずかです。
●この罠を使った感想
初心者の頃、
どの罠がいいのか分からなくて
この罠を一つ購入しやってみた。
設置は深い穴も掘らず、
仕掛けの構造もマニアックで楽しい。
ただ、チンチロの調整が繊細であるのと、
バネ部分がどうしても露出する為
獲物に察知される。
結果として2シーズン程この方法で
奮闘したが、結果として1頭
鹿が獲れただけ。
最初の一頭目がこの方法だった。
樹の裏にバネが隠れるようにしたり、
バネから延びるワイヤーを長くしたりして
悟られないように工夫したが、
どうしてもうまくいかなかった。
設置するのは楽しいが、
捕獲率が伸びなくて、
結局使わなくなった・・・。
本日のまとめ
くくり罠初心者の方にオススメは
耐久性のオリモ式。
但し、地域のルールで使えない場合あり。
お住まいの地域の狩猟を管轄する
県庁に確認し、OKならお使いください。
次にオススメはRed Hat 社の「神の板」
この罠の12cmタイプなら
日本全国で使用可能。
価格も安く、実績確か。
初心者のくくり罠師さんは
このどちらかの罠がオススメです。
年間100頭以上獲る凄腕猟師も
これらの罠を使ってますよ。
尚、どちらの罠もサイズが
数種類あります。
県庁に問い合わせて、
使用可能な罠を使ってください。
ちなみに大きい罠ほど
捕獲率が上がりますよ♪
このふたつの罠を使えば、
きっと近い将来こんな光景を目にしますよ♪

そして、次の授業では、
獲物を引き寄せる方法について解説します。
獲物が頻繁に通る【獣道(けものみち)】に罠を設置し
罠の近くに長く滞在してもらう技。
それが誘引餌(誘引剤)です。
誘引餌はいったい何を使ったらいいのか?
くくり罠初心者のオススメの誘引餌は何か?
詳しく説明します。
くくり罠の捕獲率アップの秘訣その2
くくり罠猟は誘引餌で鹿と猪が続々と寄ってくる!

捕獲率を上げる秘訣は沢山あります。
くくりカレッジでは秘訣を全てここにまとめてあります。
●捕獲研究科・秘訣コース
捕獲率を上げる秘訣を学んでシカやイノシシをゲットしよう!


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