【狩猟で獲った鹿や猪の解体豆知識その17】
狩猟が初めての方は、獲物である
シカやイノシシを獲ったら
解体作業ってなん時間かかるんだろう?
って考えちゃいますよね。
今回はそんな疑問に答えていきます。
シカやイノシシの解体にかかる時間は?

↑上のイラストはイメージです。
答えから言うと
狩猟歴10年目の私の場合、
鹿の場合なら
大体平均2時間半前後。
前後、と付きましたが
熟練度や場所、設備と道具、
そして天候で大きく異なります。
私の場合、くくり罠で獲物が掛かると
木刀で殴打、気絶させ、その場で止め刺し
気に吊るして解体します。
そして残滓を埋設して完了。
ここ迄で大体平均2時間半です。
小鹿なら2時間ほど
大鹿なら、3時間越えになることも!
解体初心者の方は3時間位はかかるでしょう。
かかる時間を詳しく見ていきます。
猪の場合はもっと厄介です。
理由は
①毛がもっと剛毛なのでナイフが入りにくい!
②美味しく甘い脂肪を身の方に残す手間。
③ナイフに付着した脂を湯で溶かす手間。
≫コンロで湯を沸かし、脂を溶かす必要あり。
このことから、数本のナイフを用意し、
切れなくなったら湯につけて、
脂を溶かし、別のナイフで作業!
ドンドンナイフを交換するのがベスト!
それでも先日は70キロの猪の解体だけで、
5時間以上かかりました。
解体初心者の場合
猪は鹿の倍くらい、
時間が掛かると考えましょう!
解体にかかる時間を詳しく解説
解体には
●解体準備
●皮・内臓の除去
●肉を取る
●残滓の埋設
と4つの段階があります。
詳しく解説し、所要時間を紹介します。
解体準備段階
私の場合、止め刺し後の解体準備段階は
次の通り。
●木刀に後ろ足を両方短いロープで固定
●木刀の両端に滑車用ロープの輪を掛ける
●木の枝に別の長いロープAを掛ける
●ロープに別の滑車を固定する
●ロープAで二つの滑車通し吊るす
(イラストはイメージです。)

これで、獲物が木に吊るせます。
ココ迄で30~45分ほど。

ちなみに止め刺しには
このナイフがオススメ!
丈夫で、リーズナブル!
しかもケースだけでなく、
ファイヤースターター付き♪
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しかも、持ち手が筒になってて
木の棒や竹を入れたら槍に変身!
いざとなったら有利に戦えます。
私も10年愛用しています。

詳しくはこの記事で詳細に解説しています。
➡️狩猟で鹿猪解体時の止め刺しと皮剥ぎオススメナイフ3選!
皮と内臓の除去段階
手順は
●後ろ足をクルッと切れ目を入れる
●後ろ足内側切れ目から前足方向に切れ目を入れる
●皮を全て剥いでいく
●膀胱を傷つけないように腹を開ける
●内臓を出す。
●その際、肝臓と心臓を取る
ここ迄で鹿なら40~70分ほど。
ちなみに、プロの領域になると
ほぼ同じ工程を1:48秒で
やってしまいます!
ちょっと写りは悪いですが
証拠の動画がコチラ
【超高速鹿解体】
猪之山校長さすがプロ!
こんなに早く解体出来たら
いいんだけどな~!
肉を取る段階
ここまで来てやっと肉を取れます。
●太もも~背ロース~内ロース~前足の肉を取る
●あばらの骨間にナイフを全て入れてから
ナタであばら全体を背骨より切り取る
●ロープを緩め、地面に下ろし、舌を取る
●倒木の上で足、背骨、首とナタで骨を切り分ける
肉類は全てクーラーボックスへ
骨はビニール袋に入れる。
尚、骨は煮込んで大和煮用の肉や
骨からスープを取るためです
ここ迄で、40~60分。
残滓の埋設段階
欲しい肉や骨は全部取りました。
残った皮、内臓、頭、骨は
現地で穴を掘って埋めます。
ここ迄で10~15分。
と言うことで、解体の所要時間は
●解体準備 ≫ 30~45分
●皮・内臓の除去 ≫ 40~70分
●肉を取る ≫ 40~60分
●残滓の埋設 ≫ 10~15分
————————————
合計 2時間~3時間10分
となります。
野外解体の場合、
時間は獲物の大きさ、熟練度
設備、道具、天候で変動します。
自然の浄化能力はスゴイ!
埋めた残滓はどうなるか?
大体次の日には他の動物、
イノシシ、タヌキ、キツネ、カラス、トンビ
等に見つけられ、掘り返されます。
日中はカラスやトンビが食べてるようです。
朝の見回りに行くと、残滓を埋めた辺りで
良く鳥山が出来てます。
初日には内臓や皮はすぐなくなります。
2日後には骨だけに。
3日後には毛ぐらいしかありません。
他の動物が食べやすい肉片は全て食べ尽くし、
肉が腐敗し異臭がすることはないです。
骨に付いた肉片もきれいにガジガジされます。
くくり罠で見回りに行くと
既に死んでいる事があります。
そんな場合はそのまま埋葬します。
そんな場合でも、同じ経過を踏み
3日ほどで何もなくなります。
あっても骨だけです。
自然の浄化能力は本当にスゴイです。
ちなみに、コレを使うと
吊るすのがカンタンになり、
解体がググっと早くなりますよ。
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野外解体するならオススメ♪
本日の授業は以上です。
今日学んだ内容をまとめます。
本日のまとめ
鹿や猪の解体所要時間|解体ってなん時間かかるの?【解体豆知識17】
解体にかかる時間は、野外解体の場合
●獲物の大きさ
●解体の熟練度
●道具の良しあし
●設備の有無
●天候
等で大きく変動します。
10年狩猟をやってきた私の場合、
鹿成獣なら大体平均2時間半前後。
全くの初めてだと、3時間はかかります。
猪はこの倍掛かると考えましょう!
解体は4つの過程があり
それぞれの所要時間は、
●解体準備 ≫ 30~45分
●皮・内臓の除去 ≫ 40~70分
●肉を取る ≫ 40~60分
●残滓の埋設 ≫ 10~15分
————————————
合計 2時間~3時間10分
(初心者は猪の場合は皮剥ぎで+2時間位)
となります。
参考にしてください。
今日の記事読んで、解体って大変だな~て思いました?
ちなみに、精肉作業はもっと大変です…(泣)
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