【くくり罠猟の豆知識37】
くくり罠猟の平均捕獲率は1%前後。
コレは1個の罠を100日設置して
1頭獲れる、と言う意味です。
獲物に罠を踏ませる
貴重なチャンスを失うのが
罠の設置ミスです。
今回はワタクシ、校長・猪之山が
2015年から罠猟を始めて2026年5月迄で
69頭捕獲しました。
でも最初から捕獲が上手ではなかった。
今までさんざん、イロイロやらかした、
痛恨の設置ミスのオンパレード!
でした。
猪之山校長ホントは恥ずかしくて言いたくないッ!
でも、皆さんの後学の為に、思い切って
大公開しま~すッ!内緒にしてね!
罠猟師の罠設置ミス
2015年に狩猟免許(罠猟)を取得し、
罠猟を始めて、過去にイロイロやらかしてます。
あんなミスやこんなミス、
沢山失敗してきました。
でも、そこから学んで今があります。
私の失敗から、皆さんもどんな所に
気を付けたらいいか学んで下さい。
具体的な改善方法は
下のスピーカーマーク部分に明記します。
罠設置失敗事例① 粘土質の土で輪が縮まらない
罠の上に土や葉っぱをかけて
罠を隠ぺいする際に、いい土がなくて
そこらにあった、粘土質の土を置いた。
すると、それがバラけなくて
獲物が踏んだのにゲット出来なかった。
罠設置失敗事例② 葉っぱ、小枝の乗せすぎ
晩秋で沢山枯葉があったので
罠の上に土を乗せ、しっかり隠そうと
葉っぱや小枝をたっぷり乗せた。
こんな感じで、タップリと。


すると、獲物が罠を踏んだけど
足とワイヤーの間に沢山の葉っぱが
入りこみ、写真のような状態に。


どうやら多くの落ち葉ばが
潤滑油の役割を果たしてしまい、
まんまと逃げられたようだった。


罠設置失敗事例③ 土中の根っこが引っかかった!
罠を設置しようと
穴を掘っていると
ぶち当たるのが岩や根っこ
根っこは時に直径1センチを超える
ような太いものも・・・。
設置時はコレを丁寧に処理する事が
とても大切。
私が選んだ場所は根っこが
とても多い場所だった。
太いのは除去したが、
直径1ミリ程度の根っこだったので
あまり気にせず罠を設置。
そうしたら、結果は空ハジキ*・・・。
*空ハジキとは罠は作動したが
獲物の足をくくっていない状態の事
結果を分析したら、どうやら
罠の羽根部分(手で持ってる辺り)
に引っかかり稼働しなかった様子。


当初私は根っこは手で引きちぎったり、
スコップでブッ刺したりして切っていた。
でも、それだと、ちょっと太い根っこは
ものすごく時間がかかりストレスに。
そんな時、凄腕猟師さんたちが
この園芸用ばさみを使っているのを見て
試してみた。



するとビックリ!
園芸用ばさみを使えば直径1センチの
根っこでもスパスパっと、驚くほど
よく切れます♪
根っこ除去のストレスが
一気になくなりました♪
それと、園芸用ばさみの派手な色、
山で置き忘れても見つけやすく、
紛失防止になり、超オススメですよ!
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👉 くくり罠設置時に木の根っこの切断にはコレがオススメで超便利!
罠設置失敗事例④ 土中の岩が引っかかった!
土の中には根だけでなく
岩もあります。
石程度なら除去できますが、
この場所なら絶対、足を置く!
って場所を掘ったら、なんとデカい石が!
しかも掘っても、掘っても
端が出てこない!
コレはデカい石ではなく、
岩なのだとあきらめた・・・。
仕方ないので、岩ギリギリで
罠を設置した。
すると、数日後、罠が稼働してた。
でも獲物はいない・・・。
よく見たら、岩の出っ張りに
羽根部分が少し引っかかり
稼働してなかった!
またぎ棒*を使った獲物の歩幅調整
についてはこの記事で学んで下さい。
*またぎ棒とは罠に誘導する為、近くに置く木の枝の事


罠設置失敗事例⑤ 罠の埋め方が浅すぎ
罠猟も長くなると
獲物が罠を踏んだ時
稼働スピードが大事だと学んでくる。
そうして私が行った愚策は
罠が作動する際の抵抗を
少しでも減らそうと
罠上の土を少なめにした。
理論的には正しい。
ただ、自然では風も吹くし
雨も降る。
まして、イノシシは鼻息で
吹っ飛ばす!
そうすると、いともカンタンに
罠が露出してしまう。
こうなると罠はバレバレ!
鹿や猪はゼッタイ踏まない!
そんなミスをやらかしました。
👉 罠を埋める深さを工夫せよ!くくり罠の捕獲率アップの秘訣【その10】
罠設置失敗事例⑥ 設置が深すぎる
上記のミスを犯したワタクシ。
今度はその逆をやっちゃいました。
浅いのがダメなら、
露出しないように深めにしとこ!
深さは4センチ位にした。
(tanjyun sugi desu yo!)
そうすると、今度は罠上の土が
重すぎて、作動スピードが遅くなり、
やっぱり獲物は掛かからなかった。
例えば押しバネ式の罠の場合
罠が作動すると高さ10センチの位置で
くくると仮定すると、
2センチの深さなら8センチの位置
3センチの深さなら7センチの位置
4センチの深さなら6センチの位置
と言う感じで、計算上は浅くしか
くくれません。
しかも、深くなるほど、土や葉っぱなどで
抵抗も増すので、実際にくくる位置は
もっと低くなります。
低いと言う事は獲物の足首をくくれないので
逃げられる可能性が高くなります。
実際、深く埋設し、罠を作動させると
くくるスピードが激落ちでした。
本来、作動時は目にもとまらぬ速さで
【シュパッ】
となるはずが、重さと土等の摩擦抵抗増で
【ボソッ】
っとなってました。
3cm、4cmとかやってみましたが
こりゃダメだって、すぐやめました。
何事も、ほどほどが肝要だと学んだ。
実は、他にもいろんな
ミスをやらかしています。
これらも皆さんの後学の為、
ホントは恥ずかしくて隠したいけど
ぜ~んぶ公開しています。
くくりカレッジ校長・猪之山の
凡ミスオンパレードはコチラです。


本日の授業は以上です。
今回はくくり罠猟初心者の皆さんより
ちょびっと先輩の恥ずかしい設置ミスを
紹介しました。
どんくさい先輩のようにならないよう、
罠の設置頑張ってください。
私の今までの経験から学んだ罠設置のコツはコレ
👉 くくりわな埋設方法と設置のコツ!現役猟師23の手順【初心者必見】
最後に、今日の学びをまとめます。
本日のまとめ
くくり罠設置の失敗例6選とその対策|現役猟師の設置ミス大公開!
私の設置ミスは全部で6例
●粘土質の土で輪が縮まらない
●葉っぱ、小枝の乗せすぎ
●土中の根っこが引っかかった!
●土中の岩が引っかかった!
●罠の埋め方が浅すぎて露出した
●設置が深すぎて、作動が遅すぎ
皆さんもこんなミスしないように
お気を付けくださいね。
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