くくり罠の捕獲率アップの秘訣 【その19】
くくり罠猟初心者の方にとって、
くくり罠ってどんな場所に設置
したらいいのか悩みますよね?
私も最初メッチャ悩みました。
どこがいいのって。
ワタクシ、校長・猪之山の場合は特に、
師匠や先輩がおらず、10年かけて独学。
コツコツと多くの失敗を重ね
経験から学びました。
今回は罠猟初心者の皆さんに
私の罠設置ポイントを全て!
ドド~ンと18か所!
この記事を読めば、
✔ 捕獲率アゲアゲの設置場所がわかる
✔ なぜそのポイントが有効なのか?
✔ 実際の設置場所写真が見れる
✔ 獲物捕獲の正しい思考方法
これら、ぜ~んぶ、包み隠さず
初心者罠猟師さんに大公開しますッ!!
罠の設置をミスると、一頭も獲れない事だって
多々あります。
猪之山校長くくりカレッジ、猪之山校長、10年の試行錯誤の集大成!
バッチリ学んで、実践して、最初の1頭を獲ってくれよッ!
ケモノ道上の大きな段差の登り口
難易度★☆☆☆☆
初心者向け
ケモノ道は平たんなだけでなく、
起伏のある場所もあります。
詳しく説明します。
【ねらい目の場所】
平たんな場所から、
50センチや1mほど、壁のように
高い場所に上がる場所。
【ねらい目である理由】
大きな段差があるので獲物は
その場所で一旦止まり、
ドッコイショ
って感じで段差を登ります。
登っているか、下っているかは
足跡の方向で見分けます。


例えばこの足跡なら
右から左に歩いてますね。
爪が左で副蹄(ふくてい)が右だからです。
足跡は、雪の上、泥道、砂の上がわかりやすい。
また泥道を歩いた後のアスファルトを歩くと
クッキリハッキリとハンコのように残ってます
という訳で、この段差を獲物は
毎回同じ場所を通り、
毎回同じ場所で止まって
毎回同じ場所に前足を置きます。
なので、
前足をくくる可能性も高いです。
↑前足は細く、ダメになる肉が少ない!
【わなの設置場所は?】
わな設置のポイントは段差の前で
一旦止まり、前足を置くその場所。
ココに罠を仕掛けます。
野生動物は森の中を自由に歩き回って
いると感じますが、実はビックリする位、
ほぼ同じルートを歩き、障害物の前などでは
おんなじ場所に足を置きます。
なので、その場所をよく見ると
足跡を容易に発見できる事がほとんど。
だから、罠はその足跡の下の位置を掘って
罠をそこに設置します。
その際に、片足しか置けないように
罠の周りに障害物の枝や石を置く
と更にいいですよ♪
下の記事で障害物で作る【八の字式】を紹介してます。


この鹿さん、このテクニックを使い、
段差の登り口にあるポイントで
見事掛かりました。


毎年のように
このポイントでゲットしてますよ♪



この罠設置ポイントは結構カンタン!
【八の字式】を使うと捕獲率アゲアゲだぜ!
ケモノ道の大きな段差の下り口
難易度★☆☆☆☆
初心者向け
今度は上のパターンの逆です。
【ねらい目の場所】
獲物の足跡が、高いケモノ道から
低いケモノ道へ下りる箇所。
つまり、
一番先に足を付く場所
になります。
【ねらい目のである理由】
高所から低所へ下りる、
と言う事は、体重がガンッと掛かると言う事。
もし、そこに罠があれば、
最初の一歩でジャンプすることは
まずムリ!
結構な重さが前足に掛かって、
罠もバッチリ反応!
しかも、回避不可!
罠が作動すると、
足の高い所をくくってくれます。
そして、その足は、前足です♪
デキル罠猟師は、前足を狙います。
こう言うテクニックを、
凄腕猟師は日常的に使います。
【わなの設置場所は?】
これも、見つけるのは結構カンタン!
高所付近で足跡をさがし、足跡が
「ここは爪先が段差下に向いてる」
と言う事が分かれば、上から下へ降りてる証拠。
そしたら、下付近でどこに最初の一歩を
付いてるか探す。
きっと結構深い足跡があるはず。
下りる時、体重が載るので、必然的に
足跡は深くなる。
罠を埋設するのは、
その足跡の下だッ!!



獲物の足跡からどこへ向かってるか
判断出来たら、グッドジョブだッ!
ケモノ道上の小山頂上の下り始め地点
難易度★★★☆☆
中級者向け
ここは結構ユニークな場所です。
この難易度はこの条件に合う場所を見つけるのが
難しいかな?
そんなに多くないから。
【ねらい目の場所】
数メートル程度の小山の頂上付近を経由する
ケモノ道。
ホンの数メートルの小山でいいんです。
特に険しい頂上をまたぐようにある場合。
下から頂上へ、
そしてすぐに下りとなった箇所。
下から登って来て、最初に下りに差し掛かって
足をおく辺りに罠を仕掛けます。
【ねらい目である理由】
大抵そんな小山の頂上は、
ケモノ道だけが削れて、
頂上付近は道が極端に狭くなっています。
狭いと言う事はそこしか足を置けない
と言う事。
だから、たった12センチの罠でも
踏む確率がググっと上がるってコト♪
罠の両サイドは削れて、急角度!
なので両サイドの障害物はもはや不要!
【わなの設置場所は?】
足跡で方向を確認し
頂上の下り始め付近。
削れて、道が狭く、
今から下りってとこら辺に罠を仕掛けます。
良く獲れますよ。
私はこのポイント、毎年獲ってます♪



ケモノ道が極端に狭くなってる場所は
オイシイ場所の可能性大だぜッ♪
ケモノ道と平行に位置する倒木前
難易度★☆☆☆☆
初心者向け
ケモノ道を観察すると、
森では結構あちこちで倒木があります。
この倒木は基本動物も出来れば
またぎたく無いので、倒木と平行に
ケモノ道が形成されている場合があります。
【ねらい目の場所】
もしあなたがケモノ道をたどってて
そのケモノ道の1m以内に道と平行に
倒木があるポイントを見つけたらラッキー。
【ねらい目である理由】
倒木を天然の食卓に見立てる事が出来ます。
倒木上に誘引餌を置けば、
獲物は少し高い所にあるエサに
気が取られて足元の警戒が緩みます。
獲物にしてみれば、オイシイ餌を
順番にウハウハ食べて、次、次と
移動します。
すると、知らない間に罠の上に
前足を置いてしまいガシャン!
御用!! となる訳です♪
【わなの設置場所は?】
倒木の上に10~15センチ間隔で、米ぬかを
3か所撒きます。
罠はぬかを食べる時、足を置くであろう
ぬかの位置に前に罠を設置します。
可能なら複数の罠を設置するのがベスト
です。
私は毎年このテクニック使って
獲物をゲットしてます。
このテクニックの詳細はこの記事で!(図5改の所)


この鹿さんはこのテクニックで
捕獲した鹿です。
倒木も左下にバッチリ写ってますね♪





このテクニックはホント楽しい!
毎年、やったぜベイビーって歓喜してる♪
ケモノ道をふさぐ倒木の前や後ろ
難易度★☆☆☆☆
中級者向け
もう一つの倒木テクニックです。
さっきはケモノ道と平行の場合でした。
今回はケモノ道をふさぐ倒木の場合。
このテクニックはよくあちこちで紹介されている。
ただ、足を付く場所はちょっと広くなるから
足のつき場の選定や障害物の置き方が求められる。
ただ、チャンスは2回ある♪
【ねらい目の場所】
山中にはあちこちに倒木がある。
ケモノ道が時に、倒木で塞がれることも。
そんな時、獲物の鹿や猪はドッコイショと
倒木をまたぎます。
【ねらい目の理由】
獲物は倒木の前で止まる♪
そして、倒木をまたいで、
前足で地面に足をつく♪
ここにチャンスが2回ある
\(^o^)/ \(^o^)/
【わなの設置場所は?】
捕獲後、食べるのが目的なら
可食部が多い後ろ足が血肉に
ならないように前足を狙います。
倒木の前後をよく見て、地面に付いた
ひづめの形からどっちから進入しているか
しっかり確認しよう!
前足を置く場所に罠を設置
します。
この鹿さんは、このテクニックで
獲りました♪


急斜面に対し水平に出来た細い獣道
難易度★★★★☆
中~上級者向け
皆さんはよく山歩きとかしますか?
山の形状もイロイロあります。
緩やかな傾斜もあれば、ほぼ崖のような
急こう配で、四つん這いでないと
登れないような場所もあります。
こんな場所にいいポイントあるんです♪
【ねらい目の場所】
この急こう配な場所のケモノ道では
急斜面に対して上から下へ一直線ではなく、
水平に近い角度のケモノ道が結構あります。
ニンゲンでもわざわざ急こう配をまっすぐ
ゼーゼー、ハーハー登るより、距離は長く
なるけど、山をらせん状に登ったりします。
それと一緒で、そういう【らせん状】ケモノ道
があったりします。
【ねらい目の理由】
急こう配 ≫ 角度が急である。
ケモノと言えど、らせん状に通る場所も。
急こう配なので全て幅が細い道に♪
コレがねらい目!!
道が細いと言う事は、足の置き場が制限され、
罠の右や左は足を置く選択肢がなくなり、
必然的に罠の真ん中を踏む確率が高い
です。
伝説の猟師、片桐さんも
急こう配のポイントに罠を設置してます。
下の動画を
5:31
10:10
の所から
ご覧ください。
結構な急こう配の所に
猪が掛かっていましたね。
こんな傾斜がキツイ場所に
罠を仕掛けるんです。
理由は往来が多いケモノ道なら
幅が細くて掛かりやすいから。
【わなの設置場所は?】
●ケモノ道の近くに根付の木がある
●出来るだけ多くの足跡がある
●出来ればY字路で、2本の道の合流点
がベストポジション
但し、急こう配なので
猟師本人の体幹がしっかりしており
足腰も丈夫で、スパイク付きブーツでないと、
転倒、滑落の危険性あり!
わな設置は十分注意して下さい。



いい場所ではあるけど大きな危険を伴う。
くれぐれも十分注意して!安全第一!
このテクニックで捕獲した鹿


樹間に出来た細いケモノ道
罠を仕掛ける場所と言えば
ケモノ道。
でもケモノ道ならどこでも良い訳
ではありません。
頻繁に行き来していて
ケモノ道幅が狭いほどいいです。
そして、このケモノ道が
樹間が狭い所を通過する場合、
必然的に道幅が狭くなります。
ココがねらい目♪
樹も近いので根付の木になる。
そして幅が狭いので、罠を踏む確率が
上がる♪
そんな場所を私はいくつか
知っているので、そこに罠を仕込み
毎年獲物をゲットしてます♪
このイノシシがそうです!


下の方から撮影しました。
この狭くなっている場所で
獲りました♪


上の方から撮影しました。
猪の写真に上の木が
中央辺りに写っています。
ちなみに、私の使っている罠は
コレ!
掘る穴も浅くて
設置もカンタン!
オススメですよ。
しかも安い♪
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|
ケモノ道途中にある小さな渓流の中洲
難易度★☆☆☆☆
初心者向け
日本と言う国は
水資源がとても豊富!
山中のケモノ道には途中に
渓流がある場合もあります。
その渓流に小さな中洲があると
獲物は足を濡らしたくないのか
そこを結構渡ります。
この中洲に
罠を設置すると
結構な確率で獲れます。
砂で出来た中洲なので
自分で形を改変する事も
可能だし、カンタン♪
罠の所だけ小さな中洲に
改造しちゃうのです。
そうすると
こんな風にガシャンと
逮捕出来ちゃうんだな♪
小さな渓流があって
砂で出来た中洲のあるところ。
ココで獲れた鹿さんです。


お住いの地域が
大きめの罠でもOKなら
18センチバージョンもあります。
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急斜面の狭い階段状ケモノ道の足置き場
難易度★☆☆☆☆
初心者向け
鹿も猪も四本歩行の四輪駆動。
結構な急こう配でも太い太ももに
かかればなんてことないのでしょう。
ガンガン登っていきます。
ある時など私は80度はあるであろう
道の側面を群れで登っているのを
この目で目撃しました。
そんな急こう配な場所でも
登りやすいように、スマ2個程度の
平らな場所を足掛かりにしています。
そんな急斜面の足置き場に
罠を仕掛けます。
コレが実際の罠の場所。
スマホ2個分程度しか
スペースありません。


指のすぐ先、
4個の石で囲まれた
狭い場所です。
登り下りするためには
そこに足を置くしか
ありません。
だから
そこに仕掛けるのです。
獲れますよ~♪


以上の罠設置ポイントを
見つけて、設置したら
鹿なら獲れるでしょう。
もし、お住まいの地域で
もっと大きな罠でも設置OKなら
コレがオススメ!
20センチの罠です。
足を置く確率が上がりますよ~♪
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猪も獲りたい人は
次のわな設置ポイントも
学びましょう!
イノシシ攻略の罠設置ポイント9選
難易度★☆☆☆☆
初心者向け
イノシシは肉付きもいいし
何と言ってもうまそうだし
イノシシをナントカ獲りたいッ!!
そういう方向けに、
イノシシ攻略ポイントを
別記事で9つまとめています。
コチラも参考にして下さい。


イノシシ攻略ポイントなので
初心者にはちょっとハードル
高いです。
特にニオイの処理。
イノシシはニンゲンの嗅覚の
8000倍とか言われます。
おしゃれなお兄さん!
あなたのオーデコロン
ゼッタイNGです!
きれい好きなお兄さん!
あなたのシャンプー、リンス
超NGです!
おしゃれな服が好きなあなた!
洗濯時の香料入り洗剤
メチャクチャNGです!
ニヒルなお兄さん!
そのガムやタバコも
当然NGです!
とにかくニオイを排除!
それ位神経質にならないと
イノシシは獲れませんッ!
(キッパリ!)
罠設置時のニオイ対策は
これだけじゃない!
罠設置にも神経使います。
この記事を読んで実行すれば、
グッと捕獲率アップします。


罠猟初心者に対して
ちょっとキビシイ言い方ですが、
イノシシを本当に獲りたければ
これ位、キッチリ出来ないと
イノシシは掛かりませんッ!
そして、罠設置時のコツ!
コレもイロイロあるんですッ!
小さいことだけど
どれも大事な事なんです。
罠猟は掛け算!
どんなに気を使っても
ひとつでもミスると、
もうダメです!
100x100x100x100x0=0
みたいな感じ…。
どんなに他が上手くても
ひとつでも失敗すると
獲物にバレたり、捕獲出来ません。
だから、罠猟は掛け算なんです。
自分の設置が上手に出来ているか
コレでチェックして下さい。
ざっと書き上げたら
23の手順がありました。


初心者罠猟師でも真剣に
取り組めば、こんな光景が
あなたを待ってます♪


頑張ってください。
応援しています。
本日の授業は以上です。
罠設置場所はイロイロあります。
この記事をじっくり
何度も読んでください。
そして、
自分のエリアでいいポイント
見つけてくださいね。
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